ナポレオン~覇道進撃~ 最終巻を買った
数年前からハマってナポレオン獅子の時代から買い続けてきたが、ついに最終巻
史実の人物を元にしている以上、結末はわかっているのだがそれでも寂しさがある……
最終巻だけあって今まで物語をいろどってきた人物たちが次々と退場していく
それは主人公 ナポレオンも例外ではなく……
辺境の島で頑迷な監視人に苦しめられるナポレオン
持病も悪化し、自らの終わりを意識する
終わりが近づくナポレオンの前に現れたのはやっぱりこの男……サン・ジュスト!!
この漫画におけるサン・ジュストは処刑されず生存し、要所要所で現れては私刑を行う人物になっている
ナポレオンもサン・ジュストには何度も襲撃され、ついに最後の暗殺劇が始まった
しかしサン・ジュストは結局ナポレオンを暗殺できず、ついに斃れる
暗殺からは生き延びたが、ほどなくしてナポレオンの命は尽きる
物語の主人公が退場した瞬間だった
しかし、主人公が退場してもフランスの物語はつづいていく……
フーシェも死に、タレイランも死んだが、長いフランスの歴史の中では些細なことかもしれない
だが、伝説は終わらない
ナポレオンのつくりあげた伝説は神話となって今日を生きるものたちに語り継がれていく……
初期の濃い絵柄や、暴力的な描写もおおい漫画だったが、
自分たちの夢にむかって邁進する男たちの生き様がみていて熱気を感じる面白いマンガだった
関係ないが、昔みた子ども向け教育漫画のナポレオンも印象深い
幼少期のナポレオンが虹を捕まえようとするのだが、叶わず落下する
物語の最後にみたナポレオンの夢も虹を捕まえようとする夢であり、それが印象的だった
ムロタニツネ象さん版の学研まんが世界の歴史 10に登場したナポレオンもいいキャラしてたが、これはどちらかというと他の人物のセリフ回しが面白かった
ぬかせ~とか
エロイカ 皇帝ナポレオンでのナポレオンは女性に振り回されているイメージつよくて
また違った印象深さある
エロイカ ナポレオンを読んだなら、天の涯 ポーランド歴史もあわせてみると より楽しい